第34回 霧島国際音楽祭 2013 東京公演 キリシマ祝祭管弦楽団

曲目

ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 作品21

ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指輪」第1夜「ワルキューレ」より 第1幕

日時・会場

8月6日(火) 19:00開演 18:30開場 東京オペラシティコンサートホール/タケミツメモリアル

出演者

  • エカテリーナ・シマノヴィチ【ソプラノ】
  • アレクセイ・ステブリアンコ【テノール】
  • バーヴェル・シムレーヴィチ【バス】
  • 指揮:下野竜也
  • 管弦楽:キリシマ祝祭管弦楽団

主催

鹿児島県、公益財団法人ジェスク音楽文化振興会、公益財団法人鹿児島県文化振興財団

出演者紹介

画像:下野竜也

下野竜也(指揮)

1969年鹿児島生まれ。2000年東京国際音楽コンクール<指揮>優勝と齋藤秀雄賞受賞、01年ブザンソン国際青年指揮者コンクールの優勝で一躍脚光を浴び、以降、国際的な活動を展開。国内の主要オーケストラに定期的に招かれる一方、ミラノ・ヴェルディ響、ストラスブールフィル、ボルドー管、ロワール管、ウィーン室内管など次々と客演を重ね、09年はローマ・サンタ・チェチーリア管、チェコフィルハーモニー、10年3月にはシュトゥットガルト放送響へのデビューを飾った。06年に読売日本交響楽団の初代正指揮者に迎えられ、現在に至る。2007年からは上野学園大学音楽・文化学部教授も務めるなど後進の指導にも情熱を注いでいる。2011年1月、広島ウインドオーケストラ音楽監督に就任。吹奏楽の分野でも新たな発信が期待される。

画像:エカテリーナ・シマノヴィチ

画像:ジークリンデ

エカテリーナ・シマノヴィチ(ソプラノ)

ミンスク生まれ。ベラルーシ音楽院、サンクトペテルブルグ音楽院で研鑽を積み、2004年に同音楽院を卒業。2003年よりマリインスキー劇場付属アカデミー、2008年よりマリインスキー・オペラ劇場に参加。ベラルーシ・アレクサンドロフスカヤ声楽コンクールで入賞。グリンカ国際声楽コンクールで「プロコフィエフ・ベスト・パフォーマンス賞」を受賞。
エクサン・プロヴァンス音楽祭にて《三つのオレンジへの恋》のファタ・モルガーナを演じ、ルクセンブルグ、マドリッドでも演じる。2006年マリインスキー劇場のドイツ・中国・日本ツアーに参加。2008年北京にてショスタコーヴィッチ「交響曲第14番」の独唱を務める。2009年サヴォリンナ・オペラ・フェスティバルにてメフィストフェレのヘレンを演じる。マリインスキー劇場2008年日本公演では《3つのオレンジへの恋》でファタ・モルガーナ、《イーゴリ公》でイーゴリ公の妻ヤロスラーナを演じた。

画像:アレクセイ・ステブリアンコ

画像:ジークリンデ

アレクセイ・ステブリアンコ(テノール)

1950年にスターヴロポリ(北コーカサス)生まれ。レニングラード音楽院で学ぶ。1976年マリインスキー劇場に入団し、数年後には第1テノールとして活躍。《エフゲニー・オネーギン》のレンスキー、《カルメン》のドン・ホセ、《ローエングリン》のタイトルロール、《アイーダ》のラダメスなどを歌い、“ロシア人民芸術家”に任命されている。
ミラノ・スカラ座、英国コヴェント・ガーデン劇場、ドイツ・カールスルーエ劇場、ミュンヘンのバイエルン国立歌劇場、シュトゥットガルト、ケルン、ボンなどでも称賛された。またゲルギエフ指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ・ホールヘ出演。マリインスキー劇場とメトロポリタン・オペラとの合同演出《戦争と平和》のピエール伯爵を演じる。
マリインスキー劇場2006年日本公演ワーグナー《神々の黄昏》第2チクルスではジークフリートを演じて圧倒的な歌唱と存在感を示した。

画像:パーヴェル・シウレーヴィチ

画像:フンディング

パーヴェル・シウレーヴィチ(バス)

サンクトペテルブルグ生まれ。サンクトペテルブルグ音楽院を卒業し、2000年よりマリインスキー劇場付属アカデミーでソリストを務める。2001年《ランスへの旅》のアントニオ役でマリインスキー劇場にデビュー。2006年リムスキー=コルサコフ国際コンクール、2007年オブラスツォワ国際声楽コンクールで入賞。
ドイツ、フィンランド、フランスでも公演し、また、エクサン・プロヴァンス音楽祭、ミッケリ音楽院、モスクワ・イースター音楽祭にも参加。2004年には、リヨン・オペラ座の《モスクワのチェリョムーシカ》に出演した。これまでに、ブーレーズ、バシュメット、ラザレフなどの指揮者と共演。マリインスキー劇場2008年日本公演では《3つのオレンジへの恋》で魔法使いチェリオ、《ランスへの旅》で金の百合亭の番頭アントニオを演じ喝采を浴びた。

画像:キリシマ祝祭管弦楽団

キリシマ祝祭管弦楽団

国内外で活躍する霧島国際音楽祭の講師、アーティスト、音楽祭修了生、鹿児島県出身者、受講生が参加し、音楽祭の総力を挙げて構成された特別編成オーケストラ。

「キリシマ祝祭管弦楽団」予定メンバー

<ヴァイオリン>

  • ローター・シュトラウス【音楽祭マスタークラス講師】
    (ベルリン国立歌劇場 第1コンサートマスター)
  • 藤原 浜雄【音楽祭マスタークラス講師】
    (元読売日本交響楽団首席ソロ・コンサートマスター)
  • フェデリコ・アゴスティーニ【音楽祭マスタークラス講師】
    (元イ・ムジチ合奏団コンサートマスター)
  • 小森谷 巧【音楽祭マスタークラス講師】
    (読売日本交響楽団コンサートマスター)
  • 松原 勝也【音楽祭マスタークラス講師】
    (東京芸術大学教授・元新日本フィルハーモニー交響楽団コンサートマスター)
  • 鈴木 理恵子(読売日本交響楽団客員コンサートミストレス)
  • 凃 鳳玹(元フィルハーモニア台湾コンサートミストレス)
  • 山本 友重(東京都交響楽団コンサートマスター)
  • 川久保 賜紀(チャイコフスキー国際コンクール最高位)
  • 福崎 雄也(芸大フィルハーモニア)
  • 長原 幸太(元大阪フィルハーモニー交響楽団首席コンサートマスター)
  • 吉村 知子(新日本フィルハーモニー交響楽団首席奏者)
  • 遠藤 香奈子(東京都交響楽団首席奏者)

<ヴィオラ>

  • 店村 眞積【音楽祭マスタークラス講師】
    (東京都交響楽団特任首席奏者・元フィレンツェ歌劇場管首席)
  • 篠﨑 友美(新日本フィルハーモニー交響楽団首席奏者)
  • 鈴木 学(東京都交響楽団首席奏者)
  • 百武 由紀(元東京都交響楽団首席奏者、愛知県立芸術大学教授)

<チェロ>

  • 田中 雅弘【音楽祭マスタークラス講師】(東京都交響楽団首席奏者)
  • 菊地 知也(日本フィルハーモニー交響楽団ソロ奏者)
  • 簡 荿玄(台北市立交響楽団首席奏者)
  • 山本 祐ノ介(第21回民音コンクール第1位)
  • ホワン・ソジン(元ベルリン・ドイツ・オペラ管奏者)
  • 上村 文乃(ソリスト)

<コントラバス>

  • 吉田 秀(NHK交響楽団首席奏者)
  • 長谷川 信久
  • 加藤 雄太
  • 佐伯 坦要
  • 村田 和幸(広島交響楽団)
  • 森田 良平(鹿児島県出身)

<フルート>

  • エミリー・バイノン【音楽祭マスタークラス講師】
    (ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団首席奏者)
  • 小池 郁江(東京都交響楽団)
  • 浅生 典子(鹿児島大学、鹿児島国際大学非常勤講師)

<オーボエ>

  • 広田 智之(東京都交響楽団首席奏者)
  • 南方 総子(東京都交響楽団)
  • 大島 弥州夫(大阪フィルハーモニー交響楽団)

<クラリネット>

  • 三界 秀実(東京都交響楽団首席奏者)
  • 鎌田 広(読売日本交響楽団)
  • 濱崎 由紀(芸大フィルハーモニア)
  • 芹澤 美帆(浜松学芸高等学校芸術科非常勤講師)

<ファゴット>

  • 岡本 正之(東京都交響楽団首席奏者)
  • 井上 俊次(読売日本交響楽団首席奏者)
  • 佐藤 由起(NHK交響楽団)

<ホルン>

  • 西條 貴人【音楽祭マスタークラス講師】(東京都交響楽団首席奏者)
  • 笠松 長久(東京都交響楽団)
  • 齋藤 雄介(仙台フィルハーモニー管弦楽団)
  • 濵地 宗(群馬交響楽団第1奏者)
  • 松田 俊太郎(鹿児島県出身)
  • 和田 博史(東京都交響楽団)

<トランペット>

  • 高橋 敦【音楽祭マスタークラス講師】(東京都交響楽団首席奏者)
  • 中山 隆崇(東京都交響楽団)

<バストランペット>

  • 後藤 文夫(尚美学園大学教授)

<トロンボーン>

  • 小田桐 寛之(東京都交響楽団首席奏者)
  • 山下 友輔(札幌交響楽団首席奏者・鹿児島県出身)
  • 野々下 興一(東京都交響楽団)

<コントラバストロンボーン>

  • 井上 順平(東京都交響楽団)

<チューバ>

  • 佐藤 潔(東京都交響楽団)

<ティンパニ>

  • 久保 昌一(NHK交響楽団・鹿児島県出身)
  • 久一 忠之(東京都交響楽団)

<ハープ>

  • 安楽 真理子(メトロポリタン歌劇場管弦楽団)
  • 柄本 舞衣子
  • 奥田 恭子
  • 千田 悦子

【当音楽祭特別奨励賞・音楽祭賞】 【当音楽祭修了生】

主催・共催・協賛

【主催】

鹿児島県 / 公益財団法人ジェスク音楽文化振興会 /
公益財団法人鹿児島県文化振興財団

【共催】

霧島市

【協賛】

KYOCERASUNTORYYAMAHA焼酎蔵 薩摩 金山蔵

【後援】

外務省 / 文化庁 / 国際交流基金 / ドイツ連邦共和国総領事館 /
駐大阪大韓民国総領事館 韓国文化院 /
鹿児島県教育委員会 / 鹿児島市 / 鹿児島市教育委員会 /
財団法人かごしま教育文化振興財団 / 霧島市教育委員会 /
湧水町 / 霧島市観光協会 / 霧島山麗湧水町観光協会 /
霧島商工会議所 /霧島市商工会 / 南日本新聞社 /
MBC南日本放送

マネジメント:ジャパン・アーツ
後援:日本ワーグナー協会
協力:マリインスキー・オペラ友の会

チケットに関する情報

【チケット料金】

S:¥7,000   A:¥5,500   B:¥4,000
ジャパン・アーツ夢倶楽部
音楽祭友の会 かごしまミューズ・クラブ 会員料金
S:¥6,300   A:¥5,000   B:¥3,600

  • ※学生、及び特別料金については下記をご覧下さい。
  • ※出演者・曲目が変更になる場合がございます。あらかじめご了承下さい。

4月20日(土)前売開始

<ジャパン・アーツ夢倶楽部会員WEB:4月12日(金)>
<ジャパン・アーツ夢クラブ会員TEL:4月13日(土)>
<ジャパン・アーツぴあネット会員WEB:4月14日(日)>
先行販売で満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。

【お申込み】

ジャパン・アーツぴあ (03)5774-3040 www.japanarts.co.jp
チケットぴあ 0570-02-9999 pia.jp/t (Pコード:194-127)
イープラス eplus.jp
ローソンチケット 0570-000-407 (Lコード:36380)
東京オペラシティチケットセンター (03)5353-9999
東京文化会館チケットサービス (03)5685-0650
霧島国際音楽ホール(みやまコンセール) (0995)78-8000

«特別割引チケットのご案内» ジャパン・アーツぴあコールセンターのみで受付

◎学生席(各ランクの半額)

※ 社会人学生を除く公演当日に25歳までの学生が対象です。

残券がある場合に限り、6月1日(土)10:00より電話受付を開始します。当日は入口にて学生証を拝見いたします。(学生証がない場合、一般価格との差額を頂戴することがございます。)学生席はジャパン・アーツ夢倶楽部会員の方も一般価格の半額です。

◎シニア・チケット=65歳以上の方はS席とA席を会員料金でお求めいただけます。

車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。
事前にご予約下さい。

<次のことをあらかじめご承知の上、チケットをお求め下さいませ>

  1. やむを得ない事情により、出演者・曲目等が変更になる場合がございます。
    公演中止を除き、お買い求めいただきましたチケットの、キャンセル・変更等はできません。
  2. いかなる場合も再発券はできません。紛失等には十分ご注意下さい。
  3. 演奏中は入場できません。
  4. 未就学児の同伴はご遠慮下さい。またご入場には1人1枚チケットが必要です。
  5. 全指定席です。指定の座席にてご鑑賞下さい。
  6. 場内での写真撮影・録音・録画・携帯電話等の使用は、固くお断りいたします。
  7. ネットオークションなどによるチケットの転売は、トラブルの原因になりますのでお断りいたします。

t@japan_arts

音楽祭公式ホームページ  http://www.kirishima-imf.jp

霧島国際音楽祭2013 宝山ホール公演

(東京公演と同プログラム)

8月1日(木)19:00開演
会場・お問い合わせ:宝山ホール(鹿児島)
TEL: 099-223-4221
チケット発売日:5月5日(日)10:00〜
チケット料金   S席:¥6,000   A席:¥4,500   A席 高校生以下:¥3,000

豪華なメンバーが生み出す濃厚な一夜 音楽評論家 柴田克彦

日本で最も歴史があり、「コンサートとマスタークラスを等しくハイレベルで30余年保ってきた稀有の音楽祭」(ボッセ) ─ それが霧島国際音楽祭だ。1980年ドイツの名音楽家ゲルハルト・ボッセが主体となって始まり、亡き氏の多大な尽力で目覚ましく発展。2001年から堤剛が音楽監督を引き継いでさらに成長を遂げ、現在は講師&演奏家約50名と内外からの受講生約150名が2週間に亘って霧島に集い、県内各地での様々な公演とマスタークラスを行っている。

特徴はまず、雄大な自然に包まれ、温泉や食にも恵まれた素晴らしい環境と、支援やボランティアなどを続ける地元との深い繋がりにある。むろんアーティストは超一流で、受講生も若手プロや大学院生が主体ゆえ、全てにレベルが高く、ここで学んだ受講生が、後に講師や演奏家として戻って来る点も重要なポイント。これらが相まったハイクオリティかつ親密さ溢れる音楽祭は、聴衆として参加しても実に愉しく心地よい。

今回の東京公演は、その音楽祭の主演目を居ながらにして体験できる絶好の機会となる。(1999年以来14年ぶり、)それだけ満を持しての公演だからいっそう聴き逃せない。

キリシマ祝祭管弦楽団は、参加アーティスト陣に優秀な受講生などが加わった名物オーケストラ。鹿児島市の宝山ホールでの公演は、毎回ソールドアウトとなっている。メンバーは別掲リストを見ての通り超豪華。内外著名楽団のコンサートマスターや首席奏者、ソリストの多さもさることながら、当音楽祭に長く携わってきた奏者が軸となるため、アンサンブルの緻密さや集中力の高さなど、通常のフェスティバル・オーケストラとは一線を画している。

指揮は充実顕著な下野竜也。彼は地元・鹿児島出身で、近年は音楽祭の主力の一人でもある。下野がキリシマ祝祭管と共に継続中なのがベートーヴェンの交響曲。7番、5番、2番、3番の順に毎年1曲ずつ演奏し、今年は金字塔の幕開けを告げる1番を取り上げる。フレッシュさと共に精緻なアンサンブルが不可欠の同曲は、これまでの積み重ねと前記の楽団の特質が生きるだけに楽しみだ。

後半は当公演への意欲漲るワーグナーの「ワルキューレ」第1幕。空前の大作「ニーベルングの指環」4部作の2本目にあたる本作は、戦場の乙女=ワルキューレがタイトルだが、この第1幕は、神々の長ヴォータンと人間女性の間に生まれ、幼時に生き別れた双子の男女ジークムントとジークリンデが巡り会い、ジークリンデの夫フンディングをよそに愛の炎を燃やしていく、独立性の高い部分。高揚する愛の二重唱や抒情的な音楽を有した、「指環」の中でもロマンティックなひと幕とあって、単独演奏される機会も多い。

歌手陣は、ロシアの雄マリインスキー劇場が誇る国際派揃いなので、力感と劇的な表現力は保証付き。そしてドラマの造型に長けた下野が、辣腕メンバーたちと共に生み出す濃密な音楽に、期待と注目が集まる。